初めてのフルマラソンを走って感じたこと【2022湘南国際マラソン】
2022年12月4日(日)に湘南国際マラソンにエントリーし、完走することができました。 人生初のフルマラソンで不安も大きかったですが、完走タイムは4時間26分と、自分が掲げていた目標も達成できたので その時考えていたことや感じた気持ちを備忘録として残したいと思いました。
レースを終えた今思うことは主に3点です。
人生で一番きつい時間だった
諦めずに走り切った自分への自己肯定感が爆あがり
フルマラソンのランナーはタイム関係なくめちゃくちゃ尊敬
興味のある部分だけでもいいので良かったらご覧ください。
マラソン当日まで
フルマラソンを走ろうと思ったきっかけ
コロナの影響です。 リモートワークが増えたので運動量が減ると同時に時間ができたので2020年ごろからランニングを始めました。 また、小学生からバスケットボールをしていて体力には自信があったため漠然と人生で1度はマラソンを走ってみたいなという気持ちがもともとあり、ランニングのモチベーションを保つためにもフルマラソンにエントリーを決めました。
実は2020年の大会からエントリーをしていたのですが、2020年、2021年と大会が中止になったので今回が初めての挑戦となったわけです。
目標設定
せっかく走るからにはいいタイムでゴールしたいと思っており(この考えがのちに自分を苦しめることになるとも知らず)下記の3つの目標を立てていました。
ベスト目標:4時間切り(サブ4)※約5:40/km
ベター目標:4.5時間切り(サブ4.5)※約6:20/km
最低限目標:完走
サブ4に関しては男性の上位約28%しか達成できない高い目標でしたが、20代という体力的にピークであろう年齢だった、また前述の通り体力に自信があったため、初めてといえどクリアしたい目標でした。根拠がなかったわけではなく、練習で20kmは5:20/kmというサブ4よりもハイペースをある程度余裕がある状態で走ることができており、後半に失速したとしてもいけるのではないかと真面目に思っていました。
サブ4.5に関しては約6:20/kmと、練習で走っていたペースから1分もプラスになるため、正直余裕だと思っていました。何か不足の事態が起きても流石にこのペースで走れなくなることはないだろう、と。ちなみに男性の上位約48%だそうです。
このようにサブ4.5に対しても余裕だと思っていたので、「完走」の目標は眼中になかったと言っても過言ではありません。レース中に隕石が降ってくるくらいのことがないとこの目標は意識することはないだろうなと思っていましたが、初めてなので一応頭の片隅に目標として置きました。
…今思うと舐めた目標設定でした。ランナーの皆様には心よりお詫びしたいと思います。
※割合参考:フルマラソン完走タイム分布図【男女別で上位何%かわかる!】 | フルマラソン平均タイム【全国9大会】年齢別・男女別データ
マラソン当日
レース開始前
私は東京在住なのですが、会場の最寄りである大磯駅まではかなり距離があり時間がかかる、かつ初めてで何時間前に着いたら良いか全くわからない状態だったので横浜駅近辺に前泊し、会場直行のシャトルバス(有料)を活用しました。 マラソン大会は郊外で行われることも多く、土地勘のないところに行くこともあると思いますのでお金はかかっても大会側が用意した手段で行くことをおすすめします。
6時ごろバスが出発し、6時40分ごろ会場に到着しました。すでに会場は大量の人が集まっており、こんなに朝早いのに…と面食らったことを覚えています。 また、当日は昼間はかなり気温が上がったのですが朝はやはり冬なので寒く、こんなところであと2時間も待つのか…と思いました。
しかし、その心配は杞憂に終わりました。 着替えはホテルで済ませて来ていたのですが靴を履いたりストレッチをしたり、荷物の準備をしていると意外とすぐ整列開始時間の8時になりました。 当然のことながら1〜2万人規模の大会なので荷物置き場までが非常に遠かったですがこればっかりは仕方がないです。
このように待ち時間は体感時間としては短かったので問題がなかったのですが、トイレは問題がありました。 体感時間は短いといえど、実際には長い時間寒いところで待っていることになるので、めちゃくちゃトイレに行きたくなります。 トイレは大量に用意されていたのでそこまで待ち時間は掛からなかったのですが、スタートまでに4回くらいトイレに行ったと思います。
また、9時のレーススタートに対し8時から整列開始だったのですが、8時から一生懸命並ぶのはおすすめしないと思いました。 一度8時に並び始めて前の方にいられたのですが、やはりトイレに行きたくなってしまうんですよね… 結局8時20分ごろに列を離脱することになりました。
湘南国際マラソンのタイムは、スタート時間(9時)からゴール時間までを計測する「グロスタイム方式」ではなく、各個人がスタートラインを通過した時間(私の場合9時10分ごろ)からゴール時間までを計測する「ネットタイム方式」だったため、あまり必死に前の方に並ぶ必要がなかったため、タイムの観点では問題ありませんでした。出場する大会がどちらのタイム方式を採用しているか事前に確認できると良いですね。
そのように初めてでわからないことづくしのマラソン大会がいよいよスタートしました。
レース最序盤(〜10km)
スタートして10kmくらいはとにかく人人人です。 ハンターハンターのハンター試験のように、周りとペースを合わせながら走ります。
私のレースプランは半分くらいを5:20/kmで走り、後半を6:00/kmで走ることによってトータル5:40/km、つまりサブ4でゴールをするというものでした。 しかし、この人だかりの中では5:20/kmで走ることは到底無理で、5:40/km〜6:00/kmで走るのがやっとという状況でした。 これでもペースを上げるために人をジグザグ抜きながら走っていたので、本当にまっすぐ走ろうとするともっと時間がかかると思います。
ようやく安定して5:20/kmで走ることができたのは9キロ地点くらいで、予想よりも自分のペースで走るまでにかなり時間がかかってしまいました。 事前知識として序盤は混むことは頭にあったので、アップと割り切ってゆっくり走ろうと思ってはいたのですが、せいぜい数キロ、長くて5キロくらいだと思っていたので、この長さは予想外でした。
ここから焦ってしまいジグザグ走行をしてしまったことが足にダメージを蓄積していたのかも、と今になっては思いますが、当時の私はタイム第一だったのでそこまで考える余裕はありませんでした。
ちなみに、最初のトイレ地点からかなりの人が並んでおり、やはりスタート前に何度もトイレに行ったのは正解だったと思います。 この点はとても良かったです。
レース序盤(〜20km)
この辺りになると、安定して5:20/kmで走れていたのでとても心地良かったです。 しかし、5:20/kmというタイムは、ここまで10kmを5:40/kmくらいで走っていたことからどうしても「いつものペース」ではなく、「序盤より少しあげたペース」と頭や足は認識してしまいます。 練習の時の少し余裕があるペースではなく、頑張って走っているペースという感覚になってしまい、足は重くないのにどこかしんどい、そんな感覚を持って走っていました。
20km地点が折り返しで、そこで妻が応援に来てくれていました。 応援にくることは知っていたのですが、サプライズでこの大会用にタオルを作ってくれており、それを振って応援してくれました。 そろそろきつくなり始めていた時間帯だったので、とても力になりました。 ただ、そのタオルの奇抜なデザインに思わず吹き出してしまい、めちゃくちゃ走っていて苦しくなりました。笑
レース中盤(〜30km)
ここからが地獄の始まりでした。
当初の予定だと、この辺りからペースを落としてもサブ4を狙える予定だったのですが、前半で思ったより時間がかかったので、30kmくらいまでは5:20/kmで走らないとと思っていました。 しかし、ここまで5:20/kmというペースを少し頑張って出していたため、この辺りから5:20/kmというペースを維持することが難しくなってきました。
そんな中、ついに太もも(膝の上らへん)がつりそうな雰囲気が出てきました。 23km地点あたりの出来事で、このまま走り続けたらおそらく完全につってしまう、かつそろそろトイレにも行きたくなってきたので初めてのトイレ離脱をしました。少し並びましたがロスは2分くらいで済み、つりそうな雰囲気も少しおさまったので、再度5:20/kmペースで走り出しました。
しかし、一度つりそうになった部分がたったそれだけで回復するはずがなく、27km地点くらいはだましだましいいペースで走れていたのですが、28km地点くらいでついに走ることが困難になってしまったため初めて歩きました。ここからは走れる分だけ走って足がつったらおさまるまで歩く、という非常に苦しい状態になりました。
今振り返ってみるとこの時間帯のペースはそこまで悪くなく、前半の貯金もあるのでまだサブ4も狙えるペースだったのですが、そんなことよりこの状態でまだ約15kmもあるという事実が辛く、タイムをみるのをやめてしまっていました。(実際、この辺になってくると暗算ではよくわからなくなってくる)
こうなってくると完全にネガティブ思考になってきます。 サブ4はまず無理、サブ4.5はおろか完走すらできるのか、舐めた目標を立てていたな、30kmの壁とかいうけどまだそこまですら辿り着けていないな、調子に乗っていたな、連取不足だったな、情けないな…
さらに追い討ちをかけるのがこの辺りで完全に足が止まって動けなくなっているランナーや沿道の声援です。 この人たちもたくさん練習してきたんだろうな、この人たちでも無理なら初めての私なんて到底無理なのでは、見ず知らずのランナーをこんなに応援してくれているのに情けないな、もうやめてしまおうかな…
こんなにネガティブになったことはないくらいいろんな考えが頭の中を巡ってきて、本気で泣きそうになっていました。
普通にしているともうネガティブな考えしか出てこないので、私はわらにもすがる思いで頭の中に彼を呼び出しました。
そう、芸人のティモンディ高岸です。
体も心もしんどかったので、頭の中だけではポジティブにしないとやっていられませんでした。頭の中のティモンディ高岸は私にこう呼びかけてきます。「やればできる!!!!」と。冷静に振り返ってみると頭がおかしいように感じますが、当時の私はそんなおかしい状態にならないと次の一歩が出ない極限状態でした。
もうゴールのことを考える余裕がなかったので、本気で次の1kmだけ頑張ろう、を繰り返してなんとか前に進んでいました。
レース終盤(〜40km)
ティモンディ高岸に助けられながらなんとか1kmずつ歩みを進めていましたが、30km以降になってくると太ももだけでなくふくらはぎもつりはじめてきます。歩く間隔も短くなってきて32km地点では8:48/kmと最も遅いペースになってしまっていました。
引き続き絶望的な私と底抜けにポジティブなティモンディ高岸が頭の中に同居している状態でしたが、ふと気付きました。「あと10kmじゃん!!」と。ここまでの道のり的に「まだ10km」と捉えてもおかしくない状況でしたが、なぜか当時の私はそう思いました。そして久しぶりに時計を見て、ここまでのペースとあと10kmのペースを頭の中で計算してみると(さすがにあと10kmだと暗算できる)、あと8:00/kmで走り抜けばなんとかサブ4.5は達成できるペースでした。
すでに8:48/kmと8:00/kmを大きく下回るペースだったのですが、当時の私が思ったのは「これだけ歩いて48秒しかビハインドがないならいけるんじゃね?」でした。ティモンディ高岸がネガティブな私に打ち勝った瞬間でした。
このポジティブ思考になると、沿道の声援もプラスに捉えられるようになってきます。「どれだけカッコ悪くても、歩いてもいいから、絶対に止まることだけはしない」そう意識しながら引き続きつっては歩き、つっては歩きを繰り返していました。
実際、この考えになってからは、ペースは7:30/km台と8:00/kmから考えるととてもいいタイムでした。「これまじでサブ4.5行けるぞ」という考えが頭の中にあふれてきて体はボロボロでしたが、メンタルはかなり前向きになっていました。
ここまでポジティブになったころ、ティモンディ高岸は役割を終えたのか私の頭の中から消えていっていました。その代わりに彼がやってきました。
「…ぁぃ、…ぁいだ、…きあいだ、…気合いだ、気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!」アニマル浜口です。
ここまでくるともう本当に気合いしかありませんでした。理屈ではなく本当に気合いだけで足を進めている、そんな感じでようやく40kmくらいまできました。
「オイ!オイ!オイ!オイィィィ!!!!!」
少しうるさいです。
レース最終盤(〜ゴール)
頭の中にアニマル浜口の声が鳴り響くという、浜口京子以外では日本で唯一であろう極限状態に陥っていた私にもう怖いものはありませんでした。
足の指がつりはじめ、そろそろ全ての足の部位がつっているような状態となり、また、このゴール直前に足が動かなくなってしまっている悲運のランナーもいましたが、「マジでがんばれ」と思うことでネガティブな気持ちの入り込む隙を消していました。
同時に、「この2.195km何?」という怒りも湧いてきました。マラソン発祥の国の偉い人が、ゴールを見たいからという理由でこの微妙な距離になったと聞いたことがあるのですが、その偉い人を心底恨みました。
ただ、ここまでくるとゴールも近いので声援の数がとても増えてきており、とても力をもらいました。
そんな極限状態を乗り越え、ついにゴール!!!!!
タイムは4時間26分36秒となんとかベター目標であるサブ4.5を達成することができました。
ゴールした瞬間、苦しさからの開放、嬉しさ、ベスト目標が達成できなかった情けなさ、それでもベター目標は達成できたという達成感、ティモンディ高岸の顔、アニマル浜口の顔、などいろんな感情が溢れてきて思わず泣いてしまいました。
レース終了後
ゴール後、完走メダルを受け取り、妻から奇抜なタオルをかけてもらい、倒れ込みました。
30分くらい本当に動けない状態でしたが、ゴールゲートで写真を撮るために動こうとしたところ、今まで本当に感じことのない全身の痛みを感じました。というか本当に起き上がれなかったです。
それでもなんとか起き上がり、アシモ(人型ロボット)の方がよっぽど人間っぽい歩き方をしている状態だったのですが時間をかけてゆっくりと写真を撮り、着替えに行き、帰路に着いたのでした。
そして、時間の経過とともに今まで感じたことのないような自己肯定感がふつふつと湧き上がってきました。
人生でなかなかあれだけ極限状態に追い込まれることはないので、そんな状態をなんとか乗り切った自分を本気で褒めてあげたい、そんな気持ちでした。夜ご飯に食べた焼き肉はめちゃくちゃうまかったです。
マラソン翌日以降
夜が明けてもアシモ状態は続いています。翌月曜日はリモート勤務だったので足もでもなんとかなりましたが、翌日は有給を取得することを本気でお勧めします。私はようやく木曜日くらいからまともに歩けるようになりました。
自己肯定感はまだまだうなぎ上りを続けています。時間が経つからこそ少しづつ辛かった記憶も薄れてきて良かった記憶ばかりになっていきます。人間の「忘れる力」というのは本当に都合の良いものですが、すごいですね。
マイボトルマラソンという取り組みについて
湘南国際マラソンは、世界初の試みとして給水所にプラスチックカップは用意せず、ランナー全員がマイカップ、マイボトルを持参するという形で開催されていました。
走る前は正直邪魔になるから嫌だな、と思っていたのですがマラソンを終えた今思うのは、結構良かったなということです。むしろ初心者の方こそ恩恵を受けると思いました。
当初、私は走りながらほとんど水は飲まない予定でした。(練習の時も20kmくらいは水分なしで走っていました)ただ、やはり42.195kmというのは異次元です。事前に想定していなかったことが次々起こります。その時にマイボトルを持っていると、しばらく給水ポイントがなくてもいつでも水分を取れるという安心感がありました。
実際、25km以降歩く時間も多くなっていたのですが、その時にかなり水分を補給し、それがないと完走もできなかったかと思っております。
ですので、どんなレース展開になるかわからない初心者だからこそ、マイボトル持参は良いのではないかと思います。
もちろんランナー目線だけでなく環境面でもいいですしね。私は初参加なのでわからなかったのですが、ベテランっぽい人が、給水所にカップのゴミが落ちていないのはとても良かったと言っていました。確かにゴミ箱があるとはいえ数万人の人がいるので、ある程度はゴミ箱に入らないこともありますもんね。
おまけ
事前準備(モノ)
マラソンのために準備したものをまとめておきたいと思います。
- シューズ
いろいろ調べたところ、価格と昨日のバランスが非常に良いとのことで下記のシューズを購入していました。練習から結構使っていたので、本当はレースの1ヶ月前くらいに同じものを買い換えようと思っていた(それくらいいいモノだった)のですが、忘れていました。ただ結果的に履き慣れたシューズで臨むことができたので良かったかなと思います。
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- Tシャツ
大会前に大会側からTシャツが送られてきたのでそれで走りました。マラソンといえばトリッキーな格好をして走っている人のイメージがありますが、初参加で様子がわからないのでおとなしく公式のものを着用しました。
- アンダーウェア(アミアミ)
登山用にもともと持っていたので、それを流用しました。マラソンを走ると乳首から流血するという記事をいくつもみたのですが、これを着ていたからか私の乳首は無事でした。リンクは代表格のミレーというメーカーのものですが、私は名もなきブランドのもっと安いやつです。
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- アームカバー
12月のレースで寒そうだったので購入しました。結局、当日は季節外れの暖かさだったのですが最後まで外すことなく走れたので購入しておいて損はないかと思います。
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- パンツ
42.195kmの長丁場を戦うためには補給食などを持ち歩かなければならないのですが、ウエストポーチなどは走るときに邪魔で嫌だなと思っていたら良さそうなものがあり購入しました。腹巻がついているショートパンツのようなイメージです。今回のベストバイでした。
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- タイツ
2020年にランニングを開始したときに購入したものです。パフォーマンスを上げるためにはちゃんとスポーツメーカーのものにするのが良いのではないかと思うのですが、私は舐めてしまっていたのでユニクロのものをそのまま使いました。
- マイカップ
湘南国際マラソンは世界初のマイボトルマラソンだったそうで、大会側から送られてきました。後述のマイボトルを常に使っていたので一度も使いませんでしたが、不足の事態に備えて一応持って走りました。
- マイボトル
こちらもマイボトルの持ち込みが義務化(別にチェックとかはなかった)だったため、新たに購入しました。走る前は邪魔になるから嫌だなと思っていたのですが、いつでも水分が取れるという安心感は今思うととても良かったです。
- ジェル
42.195kmの長丁場を戦うためには途中のエネルギー補給が必要です。しかし難しいことはよくわからないので迷っていたところとてもありがたいセットが売っていたので購入しました。ただ、食感や味は好みにとても別れると思いますので、練習の時に走りながら食べてみることをおすすめします。私は一度購入して練習で食べてみたところ問題なさそうだったのでリピートしました。
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- ドリンク
ランニングといえばアミノバイタルということで購入しました。ここはこだわりがなかったのですが、シンプルに美味しかったので走りながらも飲みやすくて良かったです。ちなみに、24本セットしか売っておらず、死ぬほど余っています。
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事前準備_体づくり
ある程度高い目標を持っていたので、レース当日に最大限パフォーマンスが出せるよう、下記を行っていました。しかし完璧にできるわけではないので「適当」にやっていました。
- 就寝時間、起床時間をレース時間に慣れさせる
レース開始時間から逆算して就寝時間、起床時間を設定し、レース2週間前から体を慣らしておきました。おかげで当日はスムーズに寝たり起きたりすることができて良かったです。
- お酒、カフェイン、油物抜き
なんとなく体に悪そうなのでレース2週間前から摂取しないようにしていました。お酒とコーヒーはもともとそんなに飲まないのであまり辛くなかったですが、油物は大好きでしたので唐揚げや豚カツを食べたいなと思っていました。
- カーボローディング
簡単にいうと、42.195kmを走りきるために体にエネルギー(炭水化物)を溜め込むことです。3日前からラーメンやパスタ中心のご飯にする、定食の時は追加でおにぎりを食べるなど意識的に炭水化物を多く摂るようにしました。ガチガチにやろうとするとしんどいので、なんとなくでやっていましたが、ある程度それで十分なのではないかと思います。
- ウォーターローディング
こちらは先ほどの炭水化物の水バージョンです。3日前から1日あたり2リットルの水を絶対に飲むことにしていました。こんなにトイレに行きたくなるものなのか、というくらいトイレに行きたくなりました。効果があったかどうかはよくわかりません。